何からしたらいいの?

マニュアルがある仕事、ない仕事、特にマニュアルのない仕事場では、一体何から始めて何がどうなれば仕事が終わるのかさっぱり分からない!ですよね。マニュアルのない仕事の代表といえば、「接客業務」です。意欲はあるけれど、どうしていいか分からずパニックになってしまう。そんなことのないよう、自分流のマニュアル作りが必要かもしれません。

ちなみにそれぞれの仕事の例を以下にあげています。どんな仕事も定型的な部分、非定型的な部分があるものの、定型的な仕事を選んだ場合、判断や決断、選択する機会を減らすことはできるでしょう。

  • マニュアルのある仕事
    工場のライン作業、ピッキング業務、クリーニング業務など。レストランなどでも調理スタッフはマニュアルがしっかり整備されているところが多いですよね。いわゆる定型的な仕事といわれるものです。
  • マニュアルのない仕事
    レストレンなどのホール(接客)業務、ヘルパーなど介護職、一般事務など。臨機応変な対応が迫られます。

就労移行支援事業所マイパレットでも、マニュアルのない仕事を希望され、奮闘している方は少なくありません。やりたい仕事とやれる仕事は違うとは思いますが、「やりたい仕事をやれるようになる」というのも1つです。

マニュアルのない仕事では、とにかく自由にやればいい!というわけではもちろんありません。その場に応じたより適切な判断をしていく必要があります。1つ間違えば、特に対人業務はお客さんを怒らせてしまい、会社にとって大きな損害、損失につながってしまいます。適切な判断をするためには、判断するための基準(ルール)が必要です。

マニュアルのない仕事では、まさに暗黙のルールが存在しており、それを推し量るのは非常に難しいことです。特にそういったことが苦手だという方には、自分なりに「マニュアル作り」をしてみることをおすすめします。それを、職場のベテランさんに見せることで、よりよいアドバイスやフォローがもらえるはずです。

よし!じゃあ、マニュアル作るぞ!と思い立っても、すぐには作ることができません。日頃、仕事場で言われていることを書いた大量のメモが必要になってきます。

  1. 仕事場で目や耳にしたことをメモする
  2. マニュアルの項目を考える
  3. 項目毎にメモをノートにまとめる → 自分専用マニュアル

まず、1つのメモ帳と1冊以上のノートが必要です。

  • メモ帳
    教えてもらったことを急いで書くもの。必ず、日付を書き、いつ書いたか分かるようにします。
  • ノート
    メモ帳に書いたことをまとめるためのものです。マニュアルになります。

マニュアルは、項目ごとに分け、すぐに分からないことが調べられるように項目ごとにタグをつけます。ルーズリーフを使うと途中で順番を入れ替えたい時などに便利できれいにまとめることができます。

項目って?項目は、仕事やその人が得意な部分、苦手な部分などによっても違います。言葉遣いやお客さんとの対応に悩んでしまう人は、「対応」などの項目を作って、セリフを書き込んでおくのもいいでしょう。

項目例:「①接客」「②レジ」「③コーヒー」「④調理」「⑤準備と片付け」「⑥そのほか」


メモ帳に書いたことをマニュアルにまとめること

  • メモ帳に書いている言葉を項目ごとに分けてマニュアルに書き直します。
  • 言葉だけじゃなく、イラストなども入れて自分が覚えやすいようにしましょう。
  • 2回以上注意を受けた部分など大切なところは大きく書いたり、ペンの色を分けたり、目立つように工夫しましょう。

分からないことがたくさんあると思いますが、とにかく質問して、書いておきましょう。学校では、教科書があって先生が教えてくれますが、仕事場では、自分で自分の教科書(マニュアル)を作らなくてはいけません。マニュアルを作った後は、ひたすら自主学習して覚えます。

それでも分からないことは出てくるので、そんな時は必ず質問します。「何歳になっても勉強」という言葉は、まさにその通りです。

黙っているよりは、何度も同じ質問をしてしまう方が、早く仕事が上手くなるのではないかと思います。そもそも、その「質問」が苦手!という方は、自分なりのマニュアルを持参して、それを見せながら質問すれば、「何が分からないのか」ということが相手に伝わるはずです。

一般社団法人和乃絆は、障害や難病のある方の就労支援を行っています。 就労移行支援事業所マイパレット 、就労定着サポート室あしたば 、自立支援教室ひだまりカフェの運営をしています。障害や難病があっても当たり前に働くことができる地域を目指して奮闘しています。地域に開放した事業所内の図書室きずなライブラリーでは、まちライブラリーとおもちゃ図書館をやっています。

シェアする